2008年11月19日
パニック思考と振り込め詐欺
投資を行うということは、
『不確実な世界へ足を突っ込む』ということ。
世の中自体が、不確実な世界ではありますが、
相場の世界は自らの意思で踏み込んでいく世界です。
ですから、
不確実な世界
↓
思い通りにいかない
↓
不安を感じる
↓
何かの際、パニックになる
↓
必要な手を打てない
↓
大損する
このようなプロセスが起きることも考えられます。
そこで、パニックの問題を「振り込め詐欺」を
題材として考えてみました。
この「振り込め詐欺」、2004年頃から警察が本格的に
対応を始めてますし、テレビや新聞でも頻繁に取り上げられて
いるにもかかわらず、被害は一向に減りません。
なぜでしょうか?
ある調査では5割の人が「騙されない自信がある」と
言っていますが、被害は過去最悪のペースで拡大してます。
なぜでしょうか?
わかっていても騙される
それはなぜでしょうか?
これこそ、パニック的思考です。
振り込め詐欺団のマニュアルには、
「とにかく相手にしゃべらせるな」
「息もつがずにしゃべろ」
「考える間を与えるな」
ということが書いてあるそうです。
電話が掛かってきた時に、泣声でしゃべられたり、
借金の保証人になったとか、サラ金で借りたとか、
交通事故を起してしまったとか、刑務所に入るかもとか、
このよな言葉を並べ立てられると、
論理的な思考が奪われてしまいます。
順序だてて物事を考え、「これはおかしい!」と、
考えることができなくなった状態、
これがパニック思考です。
すると、身に迫る危機から逃れるために、
言われるがままに反応してしまうようになるんです。
脳一部の扁桃体という部分がつかさどる感情の表れだそうです。
身に迫る危機的な状況の際には、瞬間に判断を下し
危険に対処する必要があります。
例えば、
森で熊に出遭った・・・。
例えば、
ひったくり・・・。
例えば、
飲酒運転で事故を起し、逃げてしまう行動・・・
振り込め詐欺の場合もパニック思考の心理状態をうまく使うよう、
マニュアルが構成されているというわけです。
パニックの際には論理的思考は成り立ちません。
ですから、銀行側が「詐欺ではないですか?」と説得しても
本人は聞き入れないことが多いそうです。
そのようなときには、銀行側は詐欺だとわかっていても
引き出したお金を本人にいったん渡してしまうそうです。
当のご本人は、お金を受け取ることで最終目的に一歩前進できた。
「あとは、振り込むだけ」
と、少しだけ冷静な状態になることができる。
その様な落ち着いた状態になってから、
銀行側は論理的に説明をし、「詐欺だ」と
いう事を理解させるそうです。
ある意味人間の持ち合わせた本能をついた犯罪です。
相場に置き換えた場合はどうなるか?
パニック的な危機状態にいつ陥ってしまうかわからないのが
相場の世界です。
では、
そんなときにどう対処すればよいのでしょうか?
パニック思考に陥ったときにどうするべきなんでしょうか?
そのヒントはこちらになってます。
⇒ 投資の実践行動心理学
投資には客観的な判断を求められますが、
いくら冷静に客観的に判断し投資を行っていると言っても、
パニック状態のときは、トンでも無い事をしでかします。
それが、人間ですから。
2008年11月14日
深刻な米景気後退は不可避、恐慌の可能性も
ロイター
ソロス・ファンド・マネジメントを率いる著名投資家ジョージ・ソロス氏は13日、深刻な米景気後退は不可避との見方を明らかにした。
同氏は米下院監督・政府改革委員会公聴会での証言原稿で「深刻な景気後退は今や避けられず、恐慌の可能性も排除できない」と述べた。
また、ヘッジファンドはポートフォリオの50─75%縮小を余儀なくされるとの見方を示した。
おそらくショートで稼いでいると思われるが、ソロスさん。
この発言の裏にある思惑はいったい何?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081114-00000025-reu-bus_all
ソロス・ファンド・マネジメントを率いる著名投資家ジョージ・ソロス氏は13日、深刻な米景気後退は不可避との見方を明らかにした。
同氏は米下院監督・政府改革委員会公聴会での証言原稿で「深刻な景気後退は今や避けられず、恐慌の可能性も排除できない」と述べた。
また、ヘッジファンドはポートフォリオの50─75%縮小を余儀なくされるとの見方を示した。
おそらくショートで稼いでいると思われるが、ソロスさん。
この発言の裏にある思惑はいったい何?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081114-00000025-reu-bus_all
2008年11月10日
米金融界、さらに7万人失職の恐れ

産経ニュース
10日付の英紙フィナンシャル・タイムズ(アジア版)は、金融危機による景気減速のため世界の金融界全体で既に推計15万人が職を失い、米金融界で今後さらに7万人が人員削減の対象となる可能性があると報じた。
同紙は金融界の経営陣やアナリストらの話として、企業の買収・合併(M&A)や資金調達などの活動が「ほとんど凍り付いた」ことが影響したと指摘。投資銀行業務とトレーディング業務の担当者らに集中するという。
さらに、金融危機の影響が同業他社に比べ相対的に小さいとみられた米証券大手ゴールドマン・サックスが、全従業員の3万2500人の約10%削減に着手したと伝えられたことを挙げ、全体では「25〜30%」の金融業界関係者がリストラの対象になりうるとのアナリストの見方を紹介している。
⇒ 今回の暴落をチャンスにする4つのポイント
2008年11月09日
株取引の流動性と心理的弊害

株取引をする目的には大きく分けて
配当や株主優待などを狙う
”インカムゲイン”と、
値上がり益を取りに行く
”キャピタルゲイン”
この2つのどちらであることが
圧倒的に多いわけなんです。
厳密に言えば日本一の大株主の竹田和平さんのように、
会社を育てたいという崇高な狙いを込めた
株取引などもありますが、
ここは一般大衆の心理面に迫ってみます。
インカムゲインとキャピタルゲイン。
2つあるといっても、インカムゲイン狙いの
投資をする人が圧倒的に多いわけです。
投資というよりも、どちらかというと、
”トレード”と呼んだほうがピンと来ます。
呼び方はここでは、どうでも良いとして、
個人投資家にアンケートをすると、
株取引の主な目的は、キャピタルゲイン狙いと言う
回答が圧倒的に多いわけなんです。
”株の値上がり益でお金を儲けたい”と考えるわけです。
つまりこう言うことですね。
自分が安く買ったものを、人に高く買ってもらおう。
高い値段で自分以外の誰かに肩代わりしてもらおう。
欲にかまけて、押さえるポイントを押さえていかないと、
笑い話になってしまいます。
ウォール街の昔話に笑うに笑えない男の話があります。
男は5ドルで1000株、ある株を買いました。
狙いはキャピタルゲイン。
すると、その株はすぐに6ドルに上昇しました。
こんなにすぐ値上がりするなら、安いうちにもう少し
買い増しておこう・・・。
そして、更に1000株買い、市場価格は8ドルに上昇した。
自分が買った後から値が上がれば、
誰でも気をよくします。
『自分の狙った株だから、値上がりするんだ』
『自分はある意味、天才かも』
そこで、心理的な罠にはまっていくわけです。
その男は、更に買い増しを続け株価は12ドルになった。
ますます、勘違いが激しくなっていくことは
誰でも想像できますよね。
含み資産は随分膨れ上がっているわけですから・・・。
そろそろ売ろうと証券会社に電話すると、
「一体だれに売るのかね?」と担当者は聞き返したらしい。
さて、
自分が買ってない株なら冷静に考えられるので、
このカラクリが理解できると思います。
そうですね、流動性の乏しい株だったんです。
流動性の乏しい株だから、自分が買えば値が上がる。
しかし、売ろうと思ったときに売れない。
流動性の問題点に焦点を当てることもなく、
自分の儲けばかりに目がいってしまった結末は、
こんなものです。
これは、笑い話で終わらせるわけにはいきません。
この日本でも一時期は、身の丈を越えた資金を使い
新興市場の流動性の低い株を狙い撃ちしていました。
大流行だったIPO(新規上場株)も同じようなものです。
新規上場の株は、発行株数の少ないものが多かった。
すると、IPOバブルのような状態でしたから、
新規上昇すれば値が上がる。
値が上がっても、速く売り抜けた人は儲けがでかいが、
その株を勝った人は、売り時を失ってしまう。
あるいは、土地やマンションなども同じようなものですね。
株や不動産取引などで儲けると言っても、
ある意味、自分に儲けを提供してくれる人を
探さなくてはいけない・・・。
これは個人投資家や機関投資家でも同じ、
ヘッジファンドでさえも同じこと。
投信を扱う証券会社だって。
『流動性の罠』
知っておかないといけませんね。
⇒ 実践で使える投資の世界の行動心理
2008年11月08日
考えるほど偏る投資家心理

人間が物事を判断するとき、
全ての情報を総合的に合理的に見ているようで、
触れる頻度の多い要因の幾つかを選択して
判断しています。
例えば初対面の人に会った場合、
その人から受けた第一印象が、
嫌な奴と言う印象であれば、
その思いが残像のように頭の中に残ってしまい、
他に良い部分があったとしても、
評価は”嫌な奴”で終始変わることはありません。
投資をするにも同じこと。
もし、買おうと思っている銘柄が、
好材料、悪材料など四六時中最新ニュースを
チェックしノートに書き出すなど
継続監視していたとします。
しかし、
ニュースや動向をチェックするということは、
チャンスがあれば買いたということの
裏返しになるわけで、考えれば考えるほど、
その銘柄の買いたい材料ばかりが、
頭の中で大きくなり、悪い部分は
削除されてしまいます。
そして断片的な材料を頭の中で繋げて、
自分に都合のよいストーリーを
勝手に作りあげてしまうのです。
バイアスがある場合、考えれば考えるほど、
思い込みは強化されてしまいます。
そのような心の動きを変えることはできません。
しかし、そのような心の動きがあることは
認識しておく必要があります。
⇒ 実践で使える投資の世界の行動心理
米経済は9・10月と急激に減速

米アトランタ地区連銀のロックハート総裁は7日、米連邦準備理事会(FRB)による強力な金融政策について、すぐには米経済のリセッション(景気後退)の進行を防ぐことはできないだろうと述べ、さらなる大胆な措置が必要となる可能性を示唆した。
ロックハート総裁は、昼食会の講演原稿で「今はためらう時ではない」とし、「米経済は9、10月に急激に減速したように見える。問題は今や広範囲にわたっている」とした。
また、FRBの実施した措置が効果を発揮する前に必要な2つの条件があるとし、「住宅価格が下げ止まり債務不履行(デフォルト)や住宅差し押さえ件数の増加が止まる必要がある。2つめは金融システムのレバレッジ解消が自然な経過をたどることだ」と述べた。
同総裁は、米経済がすでにリセッション入りしているとの見方を示し、第4・四半期の米国内総生産(GDP)伸び率(年率換算)について、第3・四半期の前期比0.3%減よりも急激に悪化するとの見通しを示した。
また「少なくとも2009年上期まで(経済の)かなりの弱さを予想する」とし、この弱さが雇用状況を悪化させ、失業者がさらに増加するとの見方を示した。
インフレへの懸念については「米経済全体に広がっている弱さを受け、インフレ圧力は減少しているように見える」と述べた。
⇒ 今回の暴落をチャンスにするために欠かせない大事なポイント
2008年11月07日
トヨタショック

よみうり
7日の東京株式市場は、トヨタ自動車が前日に2009年3月期の連結業績予想を大幅に下方修正した影響で企業の業績悪化懸念が一段と強まり、株価は下落している。
前日のニューヨーク株式相場が大幅に続落したことや、円相場が円高・ドル安に振れていることも売り材料となり、自動車、電機などの輸出関連株で売りが優勢となった。
日経平均株価(225種)は午後1時現在、前日終値比152円33銭安の8746円81銭。東証1部全体の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は同16・52ポイント低い892・78。東証1部の午前の出来高は、約10億9000万株だった。
日経平均は取引開始直後から下落し、前日終値からの下げ幅は一時、630円を超え、8260円台まで落ち込んだ。
トヨタの業績下方修正が「輸出に頼る日本企業の不安定さの象徴」(市場関係者)と受け止められ、市場に「トヨタショック」が広がった。
午後は値ごろ感から買い戻しの動きも出て、下げ幅は縮小している。
トヨタ自動車株は、午前の取引では売り注文が殺到して値がつかなかったが、午後に一時、値幅制限いっぱいのストップ安となる3310円(前日終値比500円安)で売買が成立した。
業種別でも、自動車などの「輸送用機器」の下落が目立っている。
自動車メーカーに鋼板を供給している鉄鋼各社や、ゴムなどの素材関連、商社などの株も下落し、午前は東証1部上場銘柄のうち、約8割が値を下げた。
⇒ 今回の暴落をチャンスにするために欠かせない大事なポイント
2008年11月06日
「個人」買い越し濃厚

産経新聞
金融危機で株価が歴史的な安値をつけるなか、投資家別売買動向で、個人投資家が平成20年の通年で18年ぶりに、購入額が売却額を上回る「買い越し」に転じる公算が大きい。米証券大手リーマン・ブラザーズが破綻(はたん)した9月以降の下落局面で、割安と判断した個人が積極的に買いを入れてきたためだ。ただ、売買の6割を占める外国人投資家の売りで相場が乱高下し損失を被った個人も多く、どこまで買いが続くは不透明だ。
東京証券取引所が集計した東京・大阪・名古屋3市場の投資家別売買動向によると、今年1月から10月第4週(20〜24日)までの累計で個人は8965億円の買い越しとなっている。年間で買い越しを維持すれば、バブル崩壊で急落した平成2年以来となる。
これに対し、外国人は累計で1兆4617億円の売り越しで、ITバブル崩壊の12年以来8年ぶりに通年で売り越しに転じる可能性がある。
株価の下落局面では、これまでも個人による「安値買い」が、下支え要因になってきた。
今回もリーマン・ショックで株価が急落した9月に月間で3カ月ぶりに買い越しに転じた。さらに10月は、8日に約4年10カ月ぶりに1万円を割り込んだ後、24日には8000円台を割り、バブル崩壊後の最安値目前まで急落するなかで、買い姿勢を強め、第4週までで9189億円の買い越しとなった。
JPモルガン証券の菅野雅明チーフエコノミストは「日経平均が1万円を割ると、長い目で見て値ごろ感が強まる」と指摘する。
株価は10月28日に一時7000円を割り込み、26年ぶりの安値に沈んだ後、反転し9000円台を回復している。個人の買い姿勢は強く、通年での買い越しの可能性は高い。
ただ、国内市場は外国人が圧倒的なシェアを占めている。12月決算期に向けて現金化のための売りが強まり、再び下落に転じるリスクも指摘されている。せっかく買った個人に損失が発生し、投資意欲が冷え込む懸念はぬぐえない。
⇒ 実践で使える投資の世界の行動心理
日経平均3日ぶり大幅反落 終値622円安の8899円

NIKKEI NET
6日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに大幅反落。大引けは前日比622円10銭(6.53%)安の8899円14銭だった。3営業日ぶりに心理的節目の9000円を割り込んだ。米大統領選を通過した前日5日の米株式相場が景気の悪化懸念などを背景に急反落したことを嫌気し、幅広い銘柄が下落した。東京市場でも投資家の関心が再び企業業績へ向かい、外国為替市場で円相場が円高方向へ振れたこともあって、主力の輸出関連株へ売りが膨らんだ。日経平均は前日までの2日間に944円上昇していた反動から、短期売買の投資家などから売りも出やすかった。東証株価指数(TOPIX)も3日ぶりに反落。
前日まで6日続伸していたキヤノンが値幅制限の下限(ストップ安)の水準まで下落し、トヨタやホンダ、ソニーなどにも売り圧力が強まった。10月下旬以降、急ピッチに戻り歩調をたどっていたコマツ、日立建機なども大幅安。政府による経済対策などへ期待がある半面、目新しい手掛かりも乏しく、投資家の物色意欲は低調だった。
⇒ 実践で使える投資の世界の行動心理
トヨタが3月期予想を下方修正

トヨタ自動車は6日、2009年3月期の営業利益(米国会計基準)予想を前年比73.6%減の6000億円に下方修正すると発表した。従来予想の1兆6000億円に比べ、62.5%の下方修正となる。
2008年4―9月の営業利益は前年同期比54.2%減の5820億円になった。通期予想に対する進ちょく率は97%。前年同期実績の通期実績に対する進ちょく率は56%だった。
⇒ 実践で使える投資の世界の行動心理

